チューニングレベルを設定して通信速度をアップする

~Windows ビスタ/7/8.1で有効~


ネットワークの速度を上げるには、回線そのものやルーターなどのハードウェアを挙げる以外に、OSで通信できる最大データ量である「MTU」(マックス トランスファー ユニット)値や、受信確認を送信側に送る間隔を決める値「RWIN」(レシーブ ウィンドウ)値を設定する方法がある。

 

しかし、MTUやRWINの設定にはネットワークに関する深い知識が必要で、下手に設定すると現在よりも速度が低下することもある。

 

ビスタ以降のウィンドウズにはMTUとRWINの自動最適化機能が備わっているが、コマンドプロンプトからのコマンドでレベル調整できるようになっている。高速な回線を使っている場合、初期設定より受信レベル高めることで、通信速度の向上が期待できる。

 

チューニングレベルの設定コマンドは下記にも示した表にあるよに、5種類あるが、実際に使用するのは「既定値より受信ウィンドウを若干拡大」か「既定値より受信ウィンドウを大きく拡大」のどちらかだ。なお、チューニングレベルを設定しても通信速度が変わらない場合、回線や通信機器が原因になっている。

 


 ┗① スタートボタンを右クリックして「コマンドプロンプト(管理者)」をクリックする



┗② 「netsh interface tcp show global」と入力して「Enter」を押すと、現在の設定が表示される。標準では「受信ウィンドウ自動チューニングレベル」は「normal」になっている。



┗③ 「netsh interface tcp set global autotuninglevel=」と入力し、「=」以降にレベル変更用のコマンドを入力し、「Enter」を押す。ここでは推奨値のひとつである「restricted」を実行している。


<チューニングレベルの設定内容>

normal 初期設定
highlyrestricted 既定値より受信ウィンドウを若干拡大(推奨)
restricted 既定値より受信ウィンドウを拡大(推奨)
experimental 既定値より受信ウィンドウを大きく拡大
 disabled  自動最適化を無効

※上記の手順「③」では初期設定の「normal」から「restricted」に変更した。




┗④ 「OK」の文字が表示されたら設定変更は成功だ。




┗⑤ もし変更されたか確認したいのなら、再度「netsh interface tcp show global」と入力し、「受動ウィンドウの自動チューニングレベル」の設定を確認してみよう。今回はちゃんと「restricted」と表示されているので変更成功だ。